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新曲「EARTH IN THE DARK〜青空にむかって〜」リリースに寄せて
「EARTH IN THE DARK〜青空にむかって〜」が完成し、今回、4月1日から
特別にオフィシャルサイトで先行販売することとなりました。
これまで培ってきた10年間のロックミュージックとその後の10年間の
ヒーリングミュージックが融合した、新たなるステップの楽曲を
プロデューサーのMASAYAがコンポーズ、プロデュースしてくれました。
XJAPAN東京ドーム3ＤＡＹＳコンサートも，明日からとなりました。
・・・思い起こせば、これまで本当に様々なことがありました。
10年前、ロックバンドボーカルとして、ファンの方に支持をいただいていた私ですが、
実は周囲の色々なことに疲れてしまい、
正直なところ心情的にはとても荒（すさ）んでいました。
そんな時自然に「こころの癒し」を求めていました。聴く音楽の傾向も、
当時日本ではまだポピュラーとはいえなかった「ヒーリングミュージック」系に
なってゆきましたが、なかなか「これだ」と思えるような物とは出会えませんでした。
96年のある日、日本に帰国した私は、たまたまＣＤショップで手にした
一枚のＣＤの虜になりました。
聴くたび，胸がいっぱいになりました。涙がぽろぽろとこぼれてくる、
なんだかとても安心する、心の深いところから力が湧いてくる、
これまで感じたことのないそんな感覚に、命救われる思いでした。
これは私の癒しの音楽との本当の出会いになりました。
そのＣＤはMASAYAの「愛しき生命の詩」というアルバムでした。
「自分が救われた音楽を今度は自分が歌ってみたい」私は次第にそう思うようになり、
どうしても癒し系の音楽へ方向転換を図りたいと思いました。
それでMASAYAに私個人の音楽プロデュースをお願いしたのです。
この指向の変化は、当時近親者に反対され，困難に直面したこともあります。
今では当時反対していた人達も驚くほど、癒し系、ヒーリングミュージックが
注目されるようになりました。私のこの指向の変化を、「宗教的」とか、「洗脳」などと、
私のことなど全くわからない人、心ない人にセンセーショナルに
広められてしまいました。悲しかったです。
それ以後は何を言おうとも、あの宗教の、あの洗脳の、とまるで私ではない私が作られ、
人々の口の端にのぼってゆきました。私もMASAYAもそのような人では全くありませんし、
そのようなことは最も忌み嫌う人です。ですから、人として初めて、
行き場のない想い、どのように言葉にしても、聞き入れては貰えずに、
ご自分の理解で拒絶されてしまう、そんな悲しさを日々体験したように思います。
私をまるで誑（たぶら）かしたかのように、ＭＡＳＡＹＡ氏は報じられ続けました。
私が音楽を気に入ってしまったばかりに、とても迷惑をおかけした、そう思います。
血反吐を吐くほどの悔しい思いというものも身をもって体験しました。
それでも、どんな逆境でも、それを力に変える。どんなに泥にまみれても、
それでも前を向いて、精一杯、誠実に生きていく。
そんな生き方をしようと、MASAYAからは勇気づけられ、
実践する姿を私は見てきました。
どんな誤解、中傷の中でも、そしてそんなときだからこそと支援してくださる
沢山の心ある方々のご協力をいただいて、私はこれまで生きてきました。
また、癒しのコンサートのほかに、福祉施設等をボランティア訪問させていただき、
歌をご披露したり、お話を伺ったりする中で様々な交流を積ませていただきました。
これまで歌を聴いてくださった、全国のおじいちゃんやおばあちゃん、
子供たち、そしてホスピスで、じっと人生を見つめながら終焉を
迎えようとしている方々の涙からは沢山のことを教えていただきました。
これまで知らなかった様々な境遇に暮らす、様々な人々に、
私の歌をお届けすることで少しでも癒しを得ていただけたこと、
ここから私は本当に力と癒しをいただいてまいりました。
10年間の地道で素朴な「詩旅〜うたたび〜」の中で、本質的な音楽は、
時代や境遇、国境や言葉、流行や人気をみな超えて、
人々の心に響くということを知りました。
そんな人々との出会い、真の癒しの音楽を歌ってこられたことは
本当に幸せなことだったと、最近あらためて感じています。
これまでの感動と経験を「こころのセンター」として、これからはじまる新たなる
ステップの私のビジョンを実践していくための楽曲、
それが今回の新曲「EARTH IN THE DARK〜青空にむかって〜」です。
ぜひお聴きください。
＃N3月27日
TOSHI
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